質問その1  脊柱への施術って、あぶなくないですか。
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回答 初めての方には、過去の病歴や事故歴、手術歴を確認します。
触診で背骨の状態を診ます。
触って硬く、動きの悪いところ、ダメージのあるところをチェックします。
椎骨(棘突起)を左右に動かして検査し、動きのない方向を見つけます。
施術は、反対の動きのある方向に椎骨(棘突起)をごく軽く小さく動かしてゆるむのを待ちます。
もう一度検査し、両方向とも動きがついたらOKです。
脊柱への施術は、他のやり方もありますが、基本このやり方です。

テコの原理を用い骨を瞬間でボキッと鳴らして動かす、いわゆるスラストは用いません(音のしない動かし方もあります)。

首(頸椎)も左右に首を回して動きを検査し、より動くほうに回してごく優しい圧でゆるめていきます。

質問その2  力を使わず、「手を当てるような感じの施術」で関節がゆるむんですか。

回答 関節をほんのわずか優しく動かしたあと、そのまましばらく置きます。強い力は必要ありません。かえってからだが抵抗してゆるまなくなります。
誇張法による施術では、むしろ力を抜けば抜くほどいい!のです。
しばらくおくと、関節にゆるみを感じます。
その後検査して、動きがつけば、終了です。


質問その3  強く押したり揉んだりしてもらうほうが、気持ちいいんだけれど。

回答 例えばマッサージでは、筋肉を直接押したり揉んだりします。凝っていればいるほど、「痛いけど気持ちいい!」と感じます。コリがほぐれ、血流が良くなって、とてもすっきりします。
なにより、やってもらっていると感じます。
ただ、一般的に痛みの元(ずれ)を改善しない限り効果が限定的です。マッサージや指圧などでは対応できないケースもあります。 
また、強く押されたり揉まれたりが苦手の方や、アザができやすい方、あるいは骨粗しょう症の方などには、向いていないでしょう。

それに対して誇張法は、ほんとに静かな優しい圧で調整していきます。初めての方は、何をやっているのかと戸惑います。
しかし、マッサージや指圧になじんでいる方には、そのイメージをいったん脇において受けていただきたいです。むしろ誇張法の静かな軟らかな施術方法こそ誇張法の施術の神髄であることをぜひご理解いただきたいと思います。


質問その4  首がこっているので、首だけやってほしい。

回答 お客様の中には「痛くもない(=悪くもない)ところをなんでいじくるのだろう」と思われている方もいますね。

しかし、そもそもオステオパシーではからだを一つのユニットとしており、全身調整が基本です。
当院のコースも、「全身調整コース」のみです。
肩こりコースとか腰痛コースとかいった、部位によるコースの分け方はいたしておりません。

からだは各部位が相互につながっており、かつ全体でバランスを取っております。痛みのある部位だけが問題というわけではありません。痛みの部位だけを施術しても、十分な効果が得られないだけでなく、バランスは崩れたままなのです。とりわけ脊柱と骨盤はからだ全体のバランスを維持するうえで重要なところです。ですから、脊柱や骨盤を調整し、その他施術の必要なところ、動きの悪いところを施術してバランスを調えていくわけです。
全身調整コースでなければならない所以です。


質問その5   誇張法の調整は、どうして時間が掛かるんですか。

回答 誇張法では、軽く小さい圧で時間を掛けてゆるむのを待ちます。とりわけ脊柱は、腰椎から胸椎、頚椎までを必要なところは繰り返し施術いたします。関節の動きを繰り返し検査し施術いたします。そうして全体のバランスを調えながらからだをゆるめていくのです。なので、人にもよりますが、どうしてもある程度時間が掛かります。
なにとぞご了解ください。


質問その6  健康保険は使えますか。

回答 申しわけありませんが、私どもの施術は適用外です。誇張法も含め、整体には整体ならではのノウハウがあります。いくら保険が効いても、ノウハウのない療法を用いて症状が改善しないのでは意味がありません。


質問その7  着替えは必要ですか。

回答 そのままの格好でかまいません。リラックスできる格好でおいでください。


質問その8  施術後、どんな注意が必要ですか。

回答 施術後、からだがゆるんでも痛みや重苦しい感じが残ったりすることがあります。心配はいりません。施術が十分かつ的確であれば、時間とともに、スッキリいたします。しばらく様子を見てください。
施術後の入浴は、炎症による発熱等がなければ、だいじょうぶです。
仕事も無理のない範囲で行なってください。しかし、強い運動やスポーツは控えてください。
施術後は、ゆっくり休息を取っていただくのが一番です。


質問その9  妊娠中ですが、施術を受けてもだいじょうぶですか。

誇張法では、特に問題ありません。医師の指導のもと、安定期においでください。
むしろ体調がよくなり、脊柱や骨盤の調整により、出産がよりスムーズになります。
なお施術は、座位、仰向けなど、無理のない姿勢で行います。
もちろん、産後の方でも、出産後からだのバランスが悪くなったのではとお感じでしたらぜひおいでください。

質問その10  どのくらいのペースで、どのくらいの期間、通院すればいいですか。

回答 ペースや期間は、からだの状態によって、また人によっていろいろです。
1〜2回ほどで改善することもありますが、長く掛かる場合もあります。
症状が落ち着き、からだの状態が安定するまで、根気よくおいでください。


質問その11  ふだんの生活でどんな点に気をつけたらいいですか。

回答 ふだんの姿勢として背中が丸くならないよう気をつけてください。
背中を丸めた姿勢を続けていますと、背骨の生理的なカーブが消失し、首、肩、骨盤、上下肢など、全体のバランスがくずれます。さらにからだのあちらこちらに不具合が起きやすくなります。

また、背中を丸めた姿勢は、脳や脊髄をおおっている硬膜に緊張をもたらします。硬膜は頭蓋骨から脊柱を経て仙骨へとつながっております。頭痛や腰痛などの症状の原因ともなるのです。

さらには、からだが前方に屈むことで、呼吸が浅くなったり、内臓の働きに支障がでたり、といった影響も生じます。

当院では施術を行いながら、ふだんの姿勢で注意すべきポイントについてアドバイスをいたしております。

  


 

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